意外と知らない!? ぐい呑みとは
おちょことぐい呑みの違いは、その大きさ「容量」です。
ぐい呑みはお猪口より深さがあり、口径も一回り大きいサイズです。しかし、何センチがおちょこなどと言うはっきりとした定義などはなく、目安としては、一口で飲みきれるかどうかになります。
おちょこ(一口で飲みきれる):20〜50cc
ぐい呑(一口で飲みきれない):40〜200cc
一口で成人男性が飲む場合の最も飲みやすい量が20ccだと言われていますので、20〜30cc程度の酒器はほとんど「おちょこ」と呼ばれています。
※あくまで目安ですので、明確な違いはありません。
ぐい呑みを使用する際におすすめしたいのが、コクのある純米系の日本酒です。
ぐい呑みは、日本酒を注いでから、すべて飲みきるまで時間がかかります。ゆっくり日本酒を味わうときに楽しんでいただきたいのが、温度によって変わる、日本酒の味わいの変化です。
冷えた状態から常温に上がると、口あたりや香り、旨味の感じ方が変化していきます。あつ燗からぬる燗と、燗酒の温度が下がっていくときも同様です。
米の旨味があるコク深い純米酒や、生酛(きもと)系の日本酒は、さまざまな温度帯で味わいの違いを楽しめます。
是非ご自宅で楽しんでください。